「あったかハートの子守歌」バックナンバー Vol.28

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    ☆          ☆        第28号 (2000.06.25 発行)
       ☆    ☆                          [発行部数:  526]
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 家族がみんな「あったかハート」でいられる関係であるために、
 堅苦しくなく、楽しく誇りある「子育て」をしていきたい……。
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   以前からお読みの方、また会えてとてもうれしいです。
 第28号からお読みの方、はじめまして。これからもよろしく!
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[第28号・目次]
 ◆エッセイ:「何事も無理しないで!」
 ◆テーマ・トーク
  ●嫁と姑との間で夫は……
  ●親子での考え方の相違、思いのすれ違い
  ●父親と子どもの関係、うまくいっている?
  ●《中途半端な「育児参加」からの脱出》について
 ◆次のテーマ・トークのテーマたち
   ――アンケート#28のお願い――
 ◆「あったかハートの育児メーリングリスト」から
 ◆あったかハートな風景
 ◆「育児相談&情報交換」所より
 ◆編集後記

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 ◆エッセイ:「何事も無理しないで!」

 「あったかハートの子守歌」の発行間隔が、1ヶ月半もあいてし
まったことを、深くお詫びします。言い訳といってしまえばそれま
でですが……(今回は個人的なネタでごめんなさい。あっ、それか
ら、食事中の方は飛ばしてあとからお読みください)。
 ゴールデンウイークあけから、またも仕事が忙しくなり、連日午
前様が当たり前の生活になってしまった私。さらにリーダーからの
厳しいプレッシャーもかかり、ついに激しい下痢、さらに血液便が。
その日は早退(といっても午後6時過ぎでしたが)し、夜間診療へ
行くと「入院するほどの重い症状ではありませんね、明日の朝来て
ください」。そして翌日、簡単な検査の結果、「一過性の虚血性腸
炎」の疑いが濃い、との診断が出て、腸を休めるため一両日中の食
事(飲み物は当日のみ)を禁止される事態になってしまいました。
 その前の仕事もきつかったのですが、そういえばこんなことがあ
りました。私はたばこの煙が大の苦手なのですが、地下の会議室で
出席者7人中6人(すなわち私を除く全員)がたばこをぷかぷか
……という会議があったのです。その夜、いつもはしないことなの
ですが、妻に思いっきり愚痴っていました。
 そして今回の仕事では、家に帰ってから遅い夕食(というより完
全に夜食)。20代のときはそれでもなんとかなりましたが、さすが
に今回は身体が言うことをきかなくなっていました。
 さて、私は通院前の仕事から外れることになり、ほかの人が代わ
りにはいることになりそうです。妻とも話をして、この際なので、
給料減を覚悟で、できればもう少し夜の帰宅時間が早い仕事に移れ
ないものか、とも考えています。育児・家事と仕事とのバランスを
仕事偏重にしたくない私としては、家計から見ればぎりぎりの選択
肢ではありますが、うまく使えることを祈るばかりです。
 どうか、このメールマガジンをお読みのママさん、パパさん、仕
事に、家事・育児に、くれぐれも無理をなさらないようにしてくだ
さいね。そして、これはきついな、と思ったら、まわりの人に相談
してみてください。育児するにしても、やはり親が心も体も健康で
あることが、お子さんへの何よりのプレゼントであるわけですから。

※この件につき、私ことレッシーぱぱへのお見舞いはご辞退申し上
げます。なお、ご意見ご感想は歓迎いたします。

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 ◆テーマ・トーク

 今回のテーマ・トークは、「親子関係」に特化した話題がいっぱ
いです。さらに、前回のエッセイへのご感想なども。

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  ●嫁と姑との間で夫は……

 前々号で取り上げた話題なのですが、あまり妙案がなかったよう
で……。実は私自身が悩んでいる問題でもあり、密かに期待してい
たのですが、ちょっと残念です。

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・姑と夫は実の親子なんだから、なんとか言葉をかけてもらって気
分を和らげる努力をする。
             (なおママさん、27歳、お子さん1歳)

 ===>  まあ、そうできるに越したことはないのですが。
    私の悪い例なのですが、「実の親子だからこそ」一度そり
   が合わなくなると、修復するのが難しくなってしまう、とい
   うこともあるのです。特に姑さんが「お子さんを自分の意の
   ままにコントロールしようとする」とか「自分が絶対に正し
   い」と威嚇するタイプだと、とてもやりにくいものなのです。

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・お気楽な意見ですみませんが、「させておく」のはどうでしょう。
同居だとちょっと難しいかもしれないけど、離れていれば結構でき
るのでは?
 うちは幸い「嫁姑戦争」は起きていないのですが、送ってくれた
服が気に入らなくても、ちょこっと着させて写真をとって送ります。
(すぐ脱がせますが。)電話がきたらすぐ子供に代わります。その
程度のことで結構かわせちゃうことってあるのでは?
 実家に帰っても1週間だから好きにさせて、子供には「おばあ
ちゃんちだから」とうちとは区別させれば、それほどしつけにも響
かないようです。
 ただ、同居だと……つらいですよね。
          (りえママさん、31歳、お子さん3歳、1歳)

 ===>  この切り抜け方はさすがにお上手ですね。とりあえず表面
   上は波風立てずに、というところは、大変参考になります。

    ただ、りえママさんにして、同居の嫁姑問題への解決案は
   なく……やはりこの問題、ちょっと難しすぎたのかも知れま
   せん。ごめんなさい。

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  ●親子での考え方の相違、思いのすれ違い

 前号の「兄弟姉妹の比較」という話題の中から派生してきたテー
マなのですが、さっそく何通かご投稿をいただきました。なお、こ
の話題については、引き続きご投稿を募集します。

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・子供はまだ小さいので、相性とか、考え方の違いとかを考えるま
でには至らないのですが、実母との相性についてはよく考えさせら
れます。
 性格がお互い似てるから喧嘩になるのかなあ、と思うのですが、
いつもどう考えてもお姑さんの方が正しい筋の通った意見で、実母
の方は感情的で、恥ずかしいくらい理由のわからないことですねて
いたりするので、間に挟まれて困ったなあ、と実父と苦笑いしてい
ます。
 これって相性とかではなくって母のキャラなのかも……です。
              (もも さん、33歳、お子さん3歳)

 ===>  「相性じゃなくてキャラ」と考える、という「発想の転換」
   が素晴らしいですね。ももさんの場合は、実のお父様が味方
   になってくれていることが、とてもいい方向に働いているよ
   うに思います。
    それと、身近に性格の似た人がいると、自分を投影してい
   るようでいやになって喧嘩してしまう、ということ、ひょっ
   として、いや、ひょっとしなくても、たくさんあるのでは?
   と感じました。

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・うちの母親はおおざっぱで、しつけにもうるさくないタイプ。そ
れで私はのびのび育ち、しっかりした娘と周りからも思われていた
ようでした。だけど兄がしかられている様子を見て「ああなるまい」
と無理にいい子にしていた気もします。
 そしてこんどは私の娘がおおざっぱ。一度の注意でわかってくれ
ることはありません。細かいところまで私が気づいてしまうので、
つい口うるさくなってしまう。娘は娘で、そういう母にどういう思
いをいだいていることか。確執あり、というかんじです。どうもう
まくいっていない。こういうことって1代おきにくりかえされるの
かしら。    (ぶたちゃん さん、35歳、お子さん7歳、5歳)

 ===>  1代おきに「おおざっぱ」になるかどうかは別として、口
   うるさい親と何度注意しても言うことをきかない子ども、と
   いう取り合わせ、私のすぐ近くにもありますよ(苦笑)。
    もちろん、口うるさく言わないと言うことをきかない子も
   いるので、そうだから必ずしも「確執あり」になってしまう
   わけではありません。本人が注意を無視して行動をさらにエ
   スカレートさせたり、あるいは強く反抗してくることがない
   限りは、まず問題ないとは思いますが……。

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  ●父親と子どもの関係、うまくいっている?

 これは第26号のある投稿をきっかけに募集したテーマです。父子
関係を改善するためのポイントが詰め込まれたお手紙をいくつかい
ただきましたので、ここでご紹介します。

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・私が仕事を持っているせいか、旦那の性格かは分かりませんが、
うまくいっていると思います。一人目を産むとき、渋る旦那を「私
だけの子供じゃない!!」とおどかして(笑)、立会い出産にした
のも利いてるかも。
 その後は、私の育児ノイローゼなど、彼をビビらせる材料には事
欠かなかったので(笑)、いまでは「パパがいないとダメ」と言う
ところまで来てしまいました。
(ママはいなくても大丈夫なんです。^_^;)
        (りえママさん、31歳、お子さん4歳、1歳7ヶ月)

 ===>  私自身は「立ち会い出産」経験者ではないので、あくまで
   「伝聞モード」になってしまいますが、やはり「効果があっ
   た」という報告が多いようですね。それにしても「パパがい
   ないとダメ」なんて、うらやましい〜という声があちこちか
   ら聞こえてきそうです。

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・最近うまくいきはじめた。今までは実家を頼りにしていたけど、
少し距離を置くことで、”この子を育てるのは二人しかいない”と
認識してきた。それによって自分だけに育児の負担がかかるのはと
てもじゃないけど身がもたないから、夫が子供に接する態度など気
になっても長い目で見るようになった。そのうち子供も夫になつい
てきたのでよかったと思う。
             (なおママさん、27歳、お子さん1歳)

 ===>  「夫婦で育児」するための大切なポイントがたくさん散り
   ばめられた文章ですね。ただ、パパが「義務感」ばかりを
   しょって子育てに加わるようになってはパパのストレスもた
   まるばかり。そうならないようにママも気を付けてあげて欲
   しいと思います。
    それから、「二人だけで子育て」と狭く考えるより、たま
   には地域の別の方にお願いして、もう少し楽できるといいか
   も知れませんね。

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・うちは長女が生まれてから2歳ぐらいまで、主人の帰りが遅く、
また朝も早いため、週末しか会えないという状態で、当然、主人に
なつくはずもなく、お風呂もダメ、添い寝もダメ、預けるのはもっ
てのほかという感じでした。そんな状態では私の方もマイってくる
し、主人も「何でだよ。」と悲しそうでした。
 このままじゃだめだと思い、初めはもう大泣きだったけど、休み
の日は主人に色んな事を任せる事にして、私を挟まない時間を多く
持つことでかなり解決できたようにおもいます。パパだと子供がい
やがるし、パパも大変という事で、一人の外出も我慢したりしてい
たのですが、我慢しないで思い切ってやってみたら子供もパパにな
れて良かったです。
 ただ、今は本当にパパ大好きなのですが、夜の添い寝だけは、母
親でないとダメです。でも多分それは、子供って寝るときに習慣み
たいのが、それぞれありますよね。毎日この毛布で寝てるからこれ
じゃなきゃ眠れないとか、このぬいぐるみじゃなきゃダメとか……。
ママじゃなきゃダメっていうのも多分それって気がします。だから、
相変わらず主人の帰りの遅い我が家では、これだけは変わらないで
す。ちなみに次男も主人では絶対に寝ません。
          (オカリナさん、33歳、お子さん5歳、2歳)

 ===>  「意識的にパパに任せる時間を作ってみる」ということで、
   父親もお子さんの様子がよくわかりますし、お子さんも父親
   に次第に慣れてくる。なおママさんとオカリナさんのお話に
   共通する点です。「案ずるより産むが易(やす)し」といっ
   たところでしょうか。父親が仕事で多忙な場合は、この方法
   をお試しになることをお勧めします(私もそんな感じでした
   よ)。
    「添い寝はママでないと……」というのもよく聞く話です。
   子どもは父親とは身体を動かして遊ぶことを好み、落ち着き
   たいときには母親の許へ……というように使い分ける、とい
   うのを聞いたことがあります。「パパでは寝てくれない」と
   いう点に関しては、「そういうものだ」ということにするし
   かないのかも知れませんね。

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  ●《中途半端な「育児参加」からの脱出》について

 テーマ・トーク最後は、前号の私のエッセイ:《中途半端な「育
児参加」脱出のために》に対していただいた反響をご紹介します。
大変力のはいったお手紙ばかりで、私もビックリしました。

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・一昔前のお父さん(全体ではないと思いますが)は、育児に参加
されている方が少ない時代で、子どもとお父さんの関係は「家長に
従え」といったお父さんの印象が、私にはあります。我が家はどっ
ちかと言えばそのタイプです。それも困ったものがあります。
 育児に参加していらっしゃる、お父さんの悩みを読んでいると、
私なんかはとっても「奥様が羨ましい」と思いながら記事を読みま
した。
 子どもにとって、「両親が一番好き」といってくれる年月はさほ
ど長い年月ではありません……。その中で、親がどういうふうに子
どもと接していくか、その気持ちが、今のお父さん達の子育て参加
……という形で現れているのでしょうね。
 お互い目的は一緒なのですから、完全なものを求めてしまう気持
ちは分かります。黙って言われたことをすると、まだ、これも……
とエスカレートしてきます。相手を思いやる気持ちを保って、相談
しながら、できる範囲を決めて子育てして欲しい、と思いました。
深みに追いつめ、傷ついてからでは、なかなか子育ても、夫婦も上
手くいかないのではないかな〜〜。
 子どもと共に成長していこう〜〜と考えておられるお父さん、
とってもすてきではないですか!
              (優優さん、匿年齢、お子さん5人)

 ===>  ちょっと年齢層が上の方だと、最近のサンデー毎日にあっ
   た《団塊座談会・「我々は子育てに失敗した!」》で取り上
   げられたような「子どもと友達づきあいして……」か、また
   は「仕事一筋、育児は妻に任せて(でも口は挟む)……」と
   いうようなパターンが多いのではないでしょうか。しかし、
   いまの30代前半より下の世代は、その結果を見て育っている
   ので、これからはだいぶ状況が変わっていくものと思います。
    優優さんが書かれている通り、父母が目的を一つにして、
   ともに子育てに関わっていく、そのことが大変重要だと考え
   ます。

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・耳に痛いお話でした。
 父親だけでなく、自分にも当てはまることもあり、やはり相手に
完璧を求めすぎていたようです。
 主人にエッセイを読んでもらおうと思いました。
              (もも さん、33歳、お子さん3歳)

 ===>  相手に完璧を求めない……母親側だけでなく、父親側にも
   大切なことですよね。相手が「上手にできて当たり前」とい
   う気持ちになって、できていないところに文句をつけるので
   はなく、うまくこなせない部分をさりげなくフォローしてあ
   げる……そんなところから、夫婦の、ひいては家族の関係が
   よりよくなるのではないでしょうか。

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・育児参加にかかわらず、役割分担化している夫婦生活に問題があ
るんではないでしょうか? パパは仕事、ママは家事、育児という
大きな分担があって、その上でママの大変なときにヘルプとして育
児に参加しているパパが多いと思います。
 うちでは育児は夫婦の共同作業、連携プレーなので、育児に関す
るすべての事(おっぱいをあげるのはもちろん除きますけど)が、
主人も、私もできます。ラッキーなことに、主人は自分からすすん
で、自然におむつをかえることも、ミルクやごはんをあげることも、
寝かし付けることもしてくれてます。
 子供がかわいくてしかたがないようです。父性愛が強いのかな。
でも、これから先長い子育てで、特に精神的な部分でパパと協力し
て子供に教えていけるか、問題がありそうです。
 余談ですが、家事については「やらされている」と思ってるみた
いです。でも家事もお願いしたら、なんでもしてくれるやさしい主
人なので感謝してます。私は主人の仕事は手伝えないので、仕事の
愚痴をきいたりしてますよ。
 お互いがストレスにならないように、していけたらいいでしょう
ね。夫婦の会話、大切です。
    (momoのママさん、30歳、お子さん2歳6ヶ月、1歳2ヶ月)

 ===>  夫婦それぞれにストレスがたまらないように「夫婦の会話」
   をたくさん持つ。これからの世代の(とは限りませんが!)
   夫婦の基本は、やはりこれではないでしょうか。その中に、
   「育児」に関する会話が多ければ、父親もお子さんと接する
   上での「基礎情報」が得られますし、母親も「密室での孤独
   な育児」から解放されますよね。「これから先、精神的な部
   分でどう協力していけるか」についても、まわりの方の意見
   を参考にしつつ、夫婦で納得のいくまで話し合われたら、
   きっとよい方向に進むように思います。

   ※「役割分担化している夫婦生活」に関しては、ホームペー
   ジ『レッシーぱぱの家』でもいろいろ取り上げてお話しして
   います。「育児パパ・コーナー」や「フリー・トーク#008、
   #009」などご参考になさってくださいね。

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・私自身は「男性の育児参加」と言う言葉が嫌いです。
 子供を育てるのは両親の仕事。「参加」という姿勢で、一歩引い
たところからの育児なんて、ちょっと……。お父さんにしか出来な
いことって意外とたくさんあるし、どちらでも出来ることもたく
さんありますよね。
 「やらされている」なんて後ろ向きの協力なら、してもらったほ
うもきっと「無理にやらせた」と言う変な引け目を感じませんか?
二人の子供なのに変ですよね。エッセイにあったように、前向きに
取り組む姿勢だけでも、きっといい結果が出るはず。
 ほんの少しだけでいいと思うんです。子供と遊ぶ(遊んであげる
のではなく)とかお風呂に入る(入れてあげるではなく)とか。
 それから 今回のエッセイでは触れられていなかったけど、して
もらう側の問題もあります。「パパがやると時間がかかる。」「き
ちんとできない。」なんて理由でやっちゃってませんか? 失敗し
ても、時間がかかっても、イライラしないで見ているくらいの「余
裕」って必要だと思います。
        (りえママさん、31歳、お子さん4歳、1歳8ヶ月)

 ===>  「育児参加」ではなく、「ともに育児する」ための母親・
   父親の心構えが上手に表現されていて、とても気に入りまし
   た。もう一度確認しましょう。
   ×「xxしてあげる」「xxしてやる」から、「やらされて
    いる」という気持ちになる。
   ○「一緒にxxする」ことで連帯感が生まれ、楽しい気持ち
    になる。
    どうせ同じことをするのなら、後者で行きたいですよね。
    また、母親側も「x人目のこども」という目で見てしまい
   がちですが(実際にそうであることが多いので、仕方ないん
   ですけどね……)、どうぞ暖かい目で見て欲しいと思います。
   それが父親を「中途半端な育児参加」から脱出させる、ひと
   つの大きな決め手になると思いますので。

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 ◆次のテーマ・トークのテーマたち
   ――アンケート#28のお願い――

 テーマ・トークや、私のエッセイに、ご意見・ご感想や、あるい
は次のテーマをご提供いただいている皆様、ほんとうにありがとう
ございます。心より御礼申し上げます。
 さて、次のテーマ・トークですが、引き続き募集する「親子での
考え方の相違、思いのすれ違い」に加えて、次のようなお手紙が届
いていますので、これらを取り上げたいと思います。
 今回は、特に小学生以上のお子さんをお持ちの方に、ぜひご意見
をお伺いしたく、よろしくお願い申し上げます。

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 ●「学級崩壊」の原因は……?

・知り合いのメールで近所のお母さんたちと色々話していたときに、
「小学校とかに上がってから"学級崩壊"の要因を作る子は、だいた
い保育園に行ってた子供が多いからねぇー。」と言われてわからな
くなった、ってあったのですが、ほんとですか? どうしてそんな
こというんでしょう?

 ===>  この文章の前に、「そのうちでいいのですが、ぜひ保育園、
   幼稚園どっちを選ぶ? って特集組んでもらえませんか?」
   という一文がありました。しかし、ちょっと待って、という
   思いがあって、あえて後ろの文章だけを取り上げることにし
   ました。
    もしも身近に「学級崩壊」の現場をお持ちの皆様、どうか
   実情をレポートしていただけませんか? 少なくとも出身が
   保育園か幼稚園か、というのは関係ないような気がするので
   すが(もし出身者が保育園出身児ばかりだったら、働く親が
   子どもを保育園に入れるのは「悪」ということになってしま
   います)……。
    あっ、私の娘が通う学校も、一学年上に「学級崩壊」中の
   クラスがあるので、もう少し詳しく事情を聞いてみますね。

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 ●いじめ、そして不登校について……

・今、4年生になる子どもが、1年生の時からいじめられ、登校拒
否になって自宅待機しています。どういういじめかというと「言葉
のいじめ」……。
 1年生の時、学校の行き帰りにみんなの気にくわないことを言っ
た……それが何かも本人には分からないのです。それから仲間はず
れが始まり(きっかけはほんとに些細な事です)、それが4年生ま
で達した……。その間、親は学校に行って話したり、授業中は教室
に行って見守る……でも改善されない。
 4年間が長い、先生も、あの親は小さい事でもすぐ学校に言って
くる……となって、親も、あなたがこうだからこうなのよ……と子
どもを攻めるようになった……子どもは行き場がない。閉鎖的にな
り、学校にもいかない、それが4年間続いている。
 それを知った友達が、カウンセリングしてもらった方がいいので
は? と。母親も、思うところがあり、カウンセリングは必要、と
思ったらしいです。しかし、この話をしたとたん、父親は「病気で
はない」と……母親に「病気にしてしまうな」と怒ったといいます。
 精神的なダメージに対しては、こんなケースは珍しくなく、父親
の方が後込み(しりごみ)してしまう、というのは……さてどうな
んでしょう〜〜。
 こういうケースはたくさんあると思います。みなさんで考えて見
ていただけないでしょうか?

 ===>  些細なことからはじまった「いじめ」。それがどうして4
   年間も続くことになってしまったのか。本人の側、ほかの子
   どもたち、それを取り巻く親や先生たち……ここまで来ると、
   本当にいろいろな角度からいままでの事情をきちんと検証す
   る必要があるような気がします。
    以前やっていた [Help! File] っぽい中身ですが、ほかの
   「いじめ」の実例や、私はこう思う、私もこんなことで困っ
   ている、また「こんな時親はどう戦えばいいのか」について
   のご意見、といったお手紙をたくさんお寄せいただき、誌上
   討論会をしてみたいと思っております。ぜひご協力ください。

 まだ小さなお子さまをお持ちのご父母の皆さん、あなたがたにも
近い将来訪れるかも知れない問題です。どうかお付き合いください
ますように。

------------------------------------------------------------

 なお、アンケートは、いつもの通り、別便へのご返信と、ホーム
ページ上のアンケート・フォームからの送信のいずれでもお受けい
たします。
 そういえば、一通の返信から、こんな体験をした方もいらっしゃ
います。
 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
・ワーキングマザーのときの投稿について、「お小遣いをもらった
ら?」というご意見を拝見して、くすっと笑えてくるような、ほの
ぼのとした気持ちになりました。きっと、真剣に考えていただいた
んだなって、うれしかったです。
 自分が期待された仕事をすることと、自分の欲求との違い……と
いうのをどうやって折り合いつけていこうか? 私と同じ思いのひ
と、きっといっぱいいるんじゃないかなと、思っています。
 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
 ぜひ、勇気を持って、ご回答ください。新しい何かが開けるかも
知れませんよ。

 ▼ホームページ上のアンケート回答フォームはこちらです。
 http://www.geocities.co.jp/SweetHome/1925/mailmag/enquete.html 

*なお、アンケートの回答だけでなく、「あったかハートな風景」
「ほほえみハートな風景」「おすすめホームページ(育児関係かつ
個人運営のページのみ)」その他ご意見ご感想、こんな話題を取り
上げて欲しいといったご要望もお待ちしています。どしどしお返事
くださいね。

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 ◆「あったかハートの育児メーリングリスト」から

 「あったかハートの育児メーリングリスト」、おかげさまで参加
者も20人を超え、そこそこ活発にメールが行き交うようになってき
ました。肝心の私はエッセイで述べたような状態で、ここ1ヶ月ほ
ど留守状態でしたが、その間にご出産されたメンバーがいたり、ガ
ラスに書けるクレヨンの情報や、父親の出張・子守りの話題、はて
は運動会のあとの筋肉痛の話まで飛び出し、和気あいあいとした雰
囲気のメーリングリストになっています。過去ログは参加すれば見
ることができます。ぜひあなたも「メーリングリスト」の世界を覗
いてみませんか?

 ▼「あったかハートの育児メーリングリスト」はここ。
 http://www.egroups.co.jp/group/attaka-heart/ 
 http://isize.egroups.co.jp/group/attaka-heart/ 

 なお、当メーリングリストの「お楽しみ機能」は、参加した方の
みにお教えしております。
 ぜひ登録して、ご覧になってくださいね!

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 ◆あったかハートな風景

 「あったかハートな風景」、今回は親思いの子どもたちが集まり
ました。コメントなんていりません。どうぞ心をお暖めください。

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・混んだ電車に長時間乗って急ぐ保育園への道。
待っているのはうれしそうな娘の笑顔。
くたくたに疲れた心とからだがほっとできるひととき。
                    (ぴよちゃん さん)

------------------------------------------------------------

・掃除してすごく疲れている時、たおれてる(横になってる)私に、
二歳の娘が心配そうに小さい手で背中をなでなでしてくれるとき。
うれしくて涙がでそうになります。     (momoのママさん)

------------------------------------------------------------

・病気で担当医師から食事をストップされた私に、おもちゃの肉や
野菜、果物をたくさんつめたバスケットを持ってきて、「パパ、こ
れ食べてね」と言ってくれる娘。そして、おもちゃのフライパンに
おもちゃの料理を載せて、私の前に差し出してくれる息子。ごめん
ね、そしてありがとう。           (レッシーより)

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 ◆「育児相談&情報交換」所より

 「育児相談&情報交換」所、ここのところご利用いただく方が急
増しており、大盛況に嬉しい悲鳴をあげております。どうもありが
とうございます。
 それから、私が不在の間にご回答をお寄せいただいた方(特に
「みけねこ」さん!)、ほんとうに助かりました。改めて御礼申し
上げます。
 さて、前号発行以降の投稿内容は、以下の通りです。
 ・「はじめまして!私の悩みを聞いてください」
  (男子産み分けに挑戦中、何かいい方法は?)
 ・「まだ夜中に2回も起きます」(1歳3ヶ月)
 ・「長女が遅刻魔なのです」(小学校1年生)
 ・「生理きちゃった……」
  (産後5ヶ月、母乳の出が悪くならないか心配……)
 ・「手づかみでものを食べません」(1歳4ヶ月)
 ・「うんちをトイレでできません」(2歳半)
 ・「寝返りについて」(3ヶ月)
 ・「歯ぎしりをするんです」
  (1歳、かみ合わせが「うけくち」らしい……)
 ・「むすめの偏食」(1歳4ヶ月)
 ・「反抗期かな?」
  (2歳、悪いことをしても謝らず泣いて怒る……)
 ・「お友達の噛み癖」(3歳、あたりかまわず噛みつく……)
 ・「4歳の長男のどもりが気になります」
  (自分=母親=の責任ではないかと責めてしまう……)
 その他、メールフレンド募集が2件など。

 それからもうひとつ、嬉しいことに、こんなお申し出もいただき
ました。
 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
・「育児相談&情報交換」所で、時々、ママパパ仲間の手には余る
ような相談をお見受けします。本当は私がこまめにアクセスして、
「アドバイス」を書き込めばいいのですが。
 回答者がいないような、難しい(あるいは深刻な)相談がでてき
た場合、最終手段として、私の方にメールで回してもらう体勢はど
うかな? なんて、勝手に思いました。私からレッシーさんの方へ
メールで送った「回答」を、貴サイトに載せてもらう。手短に答え
きれない分については、ちょこっと私のHPの案内をさせてもらう、
なんて、どうかしら?
もし、考える暇ができましたら、ご検討下さい。「よけいなお世話」
でしたら、ごめんなさい。       (ぴっかり さんより)
 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

 ===>  ぴっかりさん、どうもありがとうございました。喜んでご
   協力をお願いいたします。

 ……ということで、さらに強力になりつつある「育児相談&情報
交換」所、どんどんご活用ください。なお、ご回答の方も、今まで
通りどうぞよろしくお願いいたします。

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 ◆編集後記

 本号もまた30KB(「まぐまぐ」での送信サイズ制限)との戦いと
なった本誌ですが、いかがでしたでしょうか。
 ……戦い、といえば、いよいよ今日 6月25日は衆議院議員総選挙
の投票日。あなたの一票が決め手になります。ぜひ投票して、意思
表明してくださいね(投票終了以降にお読みになった方、遅きに失
しました、ごめんなさいね)。
 ……それでは、また第29号でお会いしましょう。

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  *** ここまでお読みいただき、ありがとうございました。 ***

  *** 第29号は、 7月20日頃の発行を目標とします。 ***

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2000.06.25作成 2000.07.14更新
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