「あったかハートの子守歌」バックナンバー Vol.30 第一分冊

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    ☆          ☆        第30号・第一分冊 (2000.08.11 発行)
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 家族がみんな「あったかハート」でいられる関係であるために、
 堅苦しくなく、楽しく誇りある「子育て」をしていきたい……。
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   以前からお読みの方、また会えてとてもうれしいです。
 第30号からお読みの方、はじめまして。これからもよろしく!
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[第30号・目次] 《こちらは第一分冊です。》
(第一分冊)
 ◆お詫びと謝罪です。
 ◆テーマ・トーク
  ●学級崩壊の原因って?[追加]
  ●父親はいつから必要?
  ●父と子の遊びで心休まる?
  ●地域社会への関わり方について
 ◆次のテーマ・トークのテーマたち
  〜アンケート#30のお願い〜
(第二分冊)
 ◆ご意見ご感想にお答えします
 ◆「あったかハートの育児メーリングリスト」から
 ◆「育児相談&情報交換」所から
 ◆ほほえみハートな風景
 ◆編集後記&次号予告
  [本号ではエッセイはお休みです。]

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 ◆お詫びと謝罪です。

 「あったかハートの子守歌」第29号の「テーマ・トーク:学級崩
壊の原因って?」において、不適切な表現があり、「いじめられた
子」に対し、その立場をさらに苦しめてしまう危険性がある、との
ご指摘を読者の方からいただきました。
 具体的なご指摘内容として、以下の二点がありました。
 ・「いじめられる側も悪い」という部分で、「いじめられた子」
  自身が悪い、と読めてしまうこと。
 ・「いじめ」で悩んでいる親がこれを呼んで、「いじめられてい
  る子」に、「いじめられる方も悪い」といった指導をしてしま
  うことが考えられる。
 これらについて、私に落ち度があったことを認め、深く反省し、
お詫び申し上げます。
 また、前号をお読みになって、傷つかれた方がいらっしゃいまし
たら、心から謝罪申し上げます。

 私自身としては、「いじめ」を「親」と「社会」の問題として考
える必要があることに言及したかったのですが、そのアプローチに
重大な誤りがありました。以下のように補足させていただきます。
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 「いじめる子」も、「いじめられる子」も、何らかの(もしくは
複合的な)理由があって、そういう事態に至ってしまった「被害者」
である、ということができるでしょう。そして、そうなってしまっ
た責任は、その家庭の問題に責任を持つべき「親」と、問題を大き
くしてしまうことに貢献してしまった「社会」とにある、と考えま
す。
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 貴重なご指摘をいただき、感謝するとともに、今後の編集では今
回のような不適切な表現のないよう、充分留意してまいります。
 引き続き「あったかハートの子守歌」を、どうぞよろしくお願い
申し上げます。

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 ◆テーマ・トーク

 本号でも、テーマトークは盛りだくさんでお送りします。
 学級崩壊についての話題にもさらにお手紙をいただきましたし、
父親関連のテーマや、前号のゲスト・コラムへの反響もいただいて
います。それではこのあと、一気にご紹介──。

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  ●学級崩壊の原因って?[追加]

 学級崩壊の問題については、さらに反響が届いていますので、ま
ずはそれらをご紹介します。

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・保育園出身。幼稚園出身。
 やっぱり田舎でも寂しいかな、「保育園だからこうよ」とか、
「幼稚園だから……」で問題になることがあります。幼稚園は教育
するところ、保育園は遊ばすところ……などと。
 管轄が違うということもあり、講演会で聞いたお話によると、保
育園は教育をしてはいけない、というように最近までなっていたそ
うです。いまでは、ひらがな・カタカナ・数字ぐらいは教えていま
すが、幼稚園と随分差があることは確かな事です。
[編集者註:幼稚園は文部省の管轄、保育園は厚生省の管轄です]
 学級崩壊が保育園出身の子供からはじまっているというのは、保
育園に対しての偏見だと思いますが、習う事はやっぱり違い、個人
差もあると思いますが、学校に入った時点では能力が違っています。
親が意識を持って、学校に上がる準備を早くからしていないと、保
育園出身の子は何かと出遅れる事になりかねない。
 学校にいっては、保育園だったのだから一緒に遊んではいけない
なんて事はしょっちゅう言われるみたいです。それでいじめに、と
いうこともあります。親の口からはじまるいじめですが。
 大きくなったら保育園も、幼稚園も、何の関係もなくなってしま
うのですが、どこで差別を生むのか分からないですね。
              (優優さん、匿年齢、お子さん5人)

 ===>  早期教育の差などに起因した保育園差別の考え方が、いじ
   めの構造につながる可能性があるとのご指摘、大変貴重でし
   た。確かに知能開発に熱心な幼稚園を卒業した子とだと、保
   育園卒の子は、小学校入学時にすでに大きな学力差をつけら
   れてしまうことも考えられますね。
    でもそれが、先々大きな差を生む決定的な要因になるとは、
   私の体験(かなり言葉の発達が遅く、児童相談所の方に「小
   学校は1年無理かも……」といわれたほど)からいって、と
   ても考えづらいことです。
    ささいなことで差別して、「いじめ構造」を作ってしまう
   ようなことは、絶対にしてはならない、そう思います。
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    ちなみに、文部省のページに、「幼児教育の振興に関する
   調査研究協力者会合中間報告」というのを見つけました。
       http://www.monbu.go.jp/news/00000537/ 
    そこには、「幼稚園と保育所の連携の促進のための文部省
   ・厚生省共同行動計画の策定」などということばも出てきて
   います。幼稚園と保育園とがどう変わっていくか、注目して
   いきたいところです。

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・私の考え。

[学校に望まれる行動]

1)教育内容を、ゆとりのあるものに変えていく。
2)子供の個性を尊重する。
3)子供の声に、耳をよく傾ける。
4)子供の様子を、よく観察するようにしてゆき、普段と変わった
様子に気がついたら、その生徒にそれとなく話しかけ、話を聞くよ
うにする。(信頼関係が結ばれていないと、難しいですね。)
 そして、子供の悩みが家庭内にある場合は、子供に、「おうちの
方に、話してみようか?」などと相談にのってあげて欲しい。
5)学力重視型教育から、心と体と勉強のバランスをとれるような、
教育方針にかえていくこと。
6)保護者などから、「もっと学力向上をめざすような教育をして
ください。」などという声があがった場合は、いま学校で起きてい
る問題などを、正直に話し、説明をするようにしてみる。

などの事が大切なのではないか?

[家庭(親)に望まれる態度や行動]

1)子供の話によく耳を傾け、子供が話しをしやすい環境をつくる
こと。
2)安らぎや温かさを、子供自身が感じられるような、家庭をつく
ること。
3)夫婦でよく話し合って、お互いを大切にすること。
4)喧嘩をしてしまったら、きちんと子供に話すこと。(大丈夫だ
からね。と安心させてあげる。)
5)世間体よりなによりも、子供の心を大切に考えること。
6)ありのままの子供をうけとめて、まるごと愛すること。
7)厳格すぎるしつけをさけること。
8)習い事などは、子供の負担にならない範囲内にとどめること。
そして、勉強も大切だけれど、ほかにも大切なことがあるというこ
とを、教えること。
9)子供が自由に遊べる時間を、とれるようにすること。
10)子供になにか、問題がおこったようなときは、周囲の人に隠
そうとしないで、子供が立ち直れるような、手助けをすること。
11)学校に対しては、学力重視型の教育から、心、体、勉強のバ
ランスがとれるような、教育内容を行って欲しいなどと、要望をだ
していくこと。
12)社会に対しては、選挙などに積極的に参加していくことで、
さまざまなことに対する、要望をだしていくこと。(意思表示をす
ること。)
13)地域のつながりを深め、「地域の子供をみんなで育てよう」
というような雰囲気をつくっていけるように、努力をすること。

などが、大切な事なのではないか?

……と思いました。

 それから、低年齢化し、多発する学級崩壊について、一言だけ、
追加させていただこうと思うのですが。
 このような問題が、低年齢化してきてしまったということは、
きっと、小さな子供の肩にまで、大きな負担がかかってしまってい
るということなのでは? と思うのですが・・・。
 もう少し、子供達を、のんびりさせてあげたいです。
              (sawaさん、26歳、お子さん1歳)

 ===>  sawaさん、とても簡潔でわかりやすいご提案を、どうもあ
   りがとうございました。ほんとうは、もっといろいろ書いて
   いただいたのですが、それを載せるだけで一つの分冊になっ
   てしまうので、要約だけにさせていただきました。ごめんな
   さいね。
    それから、「学級崩壊」に関する文部省のレポートも、や
   はりsawaさんから教えていただきました。
   「学級経営をめぐる問題の現状とその対応」
       http://www.monbu.go.jp/news/00000450/ 
    膨大な委嘱研究レポートであり、実例の分類別考察や回復
   事例から導き出されたヒントなどが細かく述べられています。
   しかしながら、それでも結局「本報告書はあくまでも途中経
   過にすぎません」とし、まだまだ「学級崩壊」への具体的対
   応に関する検討がむしろ「はじまったばかり」であることを
   うかがわせています。よく読むと、表面的な問題に対し、背
   景(要因)の複雑さに、その奥の深さを改めて認識させられ
   ます。
    ……さて、sawaさんのコメントに戻りましょう。これを学
   校も親も全部できる、となると、かなり難しいとは思うので
   すが、学校に求めることの2)などは、いままでかなりないが
   しろにされてきたと思います。2002年の学習指導要領の大改
   訂ではじまるはずの教育改革で、このあたりにどこまでメス
   がはいり、どう学校が変わっていくのか、しっかり監視して
   いきたいと思います。
    教育改革については、首相直轄のこんな会議体があります。
    「教育改革国民会議」
     http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/ 
    すでに三つの分科会による審議の報告(第一分科会と第二
   分科会との審議報告内容の対比が面白い)が出ていますので、
   教育改革の考えられている方向について、興味のある方は、
   ぜひご覧になってください。
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 余談になりますが。「教育改革国民会議」からは、こんな「緊急
アピール」も出ています。この項は、その内容をここでご紹介して、
終わることにします。とても重要なメッセージです。
(以下のWebサイトから全文引用しています。
 http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/0511appeal.html )

                       平成12年5月11日

      教育改革国民会議座長緊急アピール

              教育改革国民会議座長 江崎玲於奈

 青少年による衝撃的な事件が続いている。教育改革国民会議はこ
のことを真剣に議論した。学校や家庭、社会の状況は非常に深刻で
あるが、しかし、あきらめないで国民の皆様とともに時間をかけて
も取組んでいきたいと考えている。私は、会議の議論を踏まえ、国
民の皆様に、今、特に次のことを強く訴えたい。

 まず、子どもたちに言いたい。

 あらゆる失敗は回復できるが、自殺と殺人によって失われた命は
二度と回復できない。

 国民の皆様に次のことを訴えたい。

 子どもを見つめ語りかけてほしい。そのうえで、自分の子どもも
他人の子どもも、ほめるべきはほめ、叱るべきときは叱ろうではな
いか。

 また、子どもに関わる社会のそれぞれの場で、子どもが悩みを相
談できるように考えてほしい。相談を受けたら、決してたらい回し
にしないでほしい。

 このアピールは、始まりであり、国民会議は、より良い明日の教
育を作るために、国民の皆様とともに考え、歩んでゆきたい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  ●父親はいつから必要?

 がらりと変わって、こんどは前号のある投稿に、
> 「7歳からは父親が必要よ」と親戚のおばに脅かされているので、
> 考えてしまっています。
とあったのを受けての話題。
 これは、実際にある育児書に書かれているのを、私も読んだこと
があるのですが、「あたハト」読者の皆さんが考える父親の出番は、
さていつから……?
 (母子家庭のみなさま、ごめんなさい……。)

------------------------------------------------------------

・いなければいないでいいと思う。周りのことが気になりだす3歳
ぐらいから父親という存在がいたほうがいいかも。
          (ゆっこ さん、30歳、お子さん5歳、1歳)

 ===>  いくつかいただいたご意見の中で、もっとも高い年齢設定
   がこれ。で……

------------------------------------------------------------

・何歳って言うのは分かりにくいですよね。ただ、子供の世界が、
眠ることや、泣くことや、ママのおっぱい、だけじゃなくなったと
きから、重要になってくるのでは?
 ママとは違う力強い手や、声のトーンなんかもきっと子供は感じ
るだろうし、叱り方もママとは違うはず。
 いくつから必要かは、本当なら生まれた瞬間だとも思ったりして。
          (りえママさん、31歳、お子さん4歳、2歳)

・0歳からだと思います。   (sawaさん、26歳、お子さん1歳)

・生まれたときからではないのですか? だって二人の子供なのに、
父親の存在はいらなくて、母親の存在は必要ってどういうことなの
でしょう? 母親一人いれば、子供は育つのですか? 二人で協力
して育てていかないで、母親は一人で何から何まですべてをすれば
よいのですか?
 「父親」の存在という意味は、子育てを別にして父の強さを考え
るということですか? 別にして考えるのは違うと思います。父親
は強いだけではないし、あたたかい父親の愛情も同じく生まれたと
きから注ぐべきものだと思うから。
         (すずママさん、27歳、お子さん3歳半、2歳)

 ===>  ……と、大多数を占めたのが「0歳から」というご意見。
   特にここでは、「父親」と「母親」とがいることの重要性を
   訴えた意見が多かったことが目をひきます。
    さらには……。

------------------------------------------------------------

・もちろん、妻が妊娠したとわかったときからです。妊娠したとき
から「母または父になること」への準備は始まっています。
 子供には、お父さん(=夫)がいることで安心して過ごせるお母
さん(=妻)の気持ちは、おなかにいるときから伝わっているもの
ではないでしょうか。
         (ぴよぞー さん、30歳、お子さん1歳6ヶ月)

 ===>  いちばん極端だったのがこれ。でも、この投稿の後半分、
   とても大切なことだと思うんですね。私のページ「レッシー
   ぱぱの家」の「育児パパ・コーナー〜最低限の義務〜」でも、
 http://www.geocities.co.jp/SweetHome/1925/bgc/topapa03.html 
   「精神的支柱」ということばを使っているのですが、この
   「精神的な支え」があるからこそ、母親は安心して子どもを
   心から「むぎゅっ」と抱っこできる。そのことを忘れてはな
   らない、と思うのです。

    実は、私がわざわざこの話題を振ったのは、このことを申
   し上げたかったがためでした。以上。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  ●父と子の遊びで心休まる?

 続いて父子関係の話題。前号までとはちょっと視点を変えて、子
どもと遊ぶことで、父親がどう感じるのか、というテーマにしてみ
ました。さてその結果は……。

------------------------------------------------------------

・「機嫌のいいときは、休まっているかな? でもしつこくなると
……。体はちっとも休まりません(^^ゞ」だそうです。
          (りえママさん、31歳、お子さん4歳、2歳)

・正直言って休まりません。1歳9ヶ月の息子の相手となると、危険
な事態にすぐ対処できるように常に緊張し、意味不明な宇宙人語や
予想つかないリアクションを全身で受け止め、肉体的にも10キロの
荷物を抱きかかえ、歩き回るわけですから、神経的、肉体的には、
休まるわけがありません。もっと大きなお子さんをお持ちの方なら
なおのこと、子どもの体力につきあっていたら、とても休まるはず
は無いと思います。
 しかし、メンタルな意味合いでは安らぎ、幸福感を感じ、子ども
と遊んでいると、心から楽しいと思えます。これが、気持ちが休ま
ると言う事でしょうか。
 現在、仕事が、かなりつらい状態にあるのですが、理屈抜きで子
どもがいるおかげで救われている気がします。8年前に同様の状態
になったとき、やはり潰瘍性大腸炎という病気になり、入院の手前
までいきましたが、1歳9ヶ月の息子のおかげで自分の体重はかなり
落ちたものの、ストレスが溜まらないようで、体調は良好です。
 確かに眠くて仕方が無いときもあります。それでも子どもが望め
ば遊びます。(時々、不覚にも睡魔に勝ちを譲る時もありますが、
おおむね勝ちます。)
 毎日、出勤前に30分から1時間、子どもを抱いて散歩に行ったり
しています。子どもにしがみつかれ10キロの圧力をかけられ、宇宙
語の会話を間違えて解読し、物凄いヤッキリ大王の怒りに触れても、
子どもと一緒に過ごせる時間がかけがえの無いものです。もちろん、
日曜日には公園、遊園地……どこでも行きます。1歳9ヶ月児が楽し
める所は限られてきますが、自分も楽しめ、息子にもウケル、喜ば
れそうな所をいつも探して、休日を心待ちにしています。
 そうそう、それから、家で遊ぶときにも、自分が息子のおもちゃ
に飽きてくると、自分が息子と楽しく遊べる新しいおもちゃを探し
てきます。それでも第一に考えるのが、息子の笑顔と笑い声でしょ
うか。
 夜、仕事が遅いので、昼休みにはほとんど家に戻って、子どもと
遊びながらごはんを食べています。(いつも息子は、とーちゃんの
ひざの上に乗って、ハゲタカ、または、ハイエナのような振舞い。
たまにはゆっくりごはんを食べたい、と文句を言いながらも、昼休
みに帰って息子が昼寝中だったりすると、寂しくて寝顔のほっぺた
をつついたりして、家の奥さんに叱られてます。)
 正直言って、自分が休まるとか、休まらないなんて事は、関係な
いと思います。何といっても息子がとーちゃんと過ごして、遊んで、
楽しい、うれしい、と思ってくれれば、それ以上のことはない、と
思います。(ただ最近は、小さな自立心が芽生え始め、楽しい、う
れしい、だけではない戦いもこなさなくてはならなくなってきまし
たが。……敵は、アイス、自販機のジュース、ゲームセンターの乗
り物……まだまだ、敵は出てくるぞ。がんばれー、とーちゃん)
         (ひげひげ さん、46歳、お子さん1歳9ヶ月)

 ===>  まあ身体が休まらないのは、子どもが父親とは身体を動か
   す遊びが好きだからで、至極当然なのですが、気持ち的にど
   うか、というところがお聞きしたかったわけです。
    で、この二通のお返事から解釈すると、どうも「必ずしも
   気が休まるわけではない」ということになるのでしょうか。
   ひげひげさんのように「メンタルな意味合いでは安らぎ、幸
   福感を感じ、心から楽しいと思え」るのか、そこまではいか
   ないのか、父親読者の皆さん、あなたはどちらでしょうか。
    でもどうせ子どもと遊ぶなら、暖かい目で子どもを見つめ
   て、幸せな気持ちになりたいと思いませんか?

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

  ●地域社会への関わり方について

 テーマトーク最後は、前号の「ゲスト・コラム by sawaさん」に
関する反響についてです。
 最初は、近所だけなら……という方から。

------------------------------------------------------------

・私は、近所で子供を遊ばせながら、周りの人々と関わりをもって
ます。子供のいる人や、おばあちゃんとか会えば一言二言話したり、
育児のことや、愚痴を言ったり出来ます。
 近所では、関わりをもってるけど、地域となると、どうだろう、
何かも催し物があっても、参加はしないです。めんどくさいっての
が1番、子供連れて疲れるって思う。他の人に見てもらう、という
考えがうかばないです。近所で遊んでて、ちょっとほかのお母さん
にみてもらうのは平気だけど、あまり知らない人に見てもらうのは、
信用できない。近所だけでも話せる人や、遊べる子供がいるのは、
幸せかな。     (ゆっこ さん、30歳、お子さん5歳、1歳)

 ===>  ゆっこさん、近所の人たちとの関わり、大切にしてくださ
   いね。ただ、地域での催し物の件ですが、ママさんとお子さ
   んがお二人だと、確かに「疲れる」というのが先に来てしま
   うかも知れませんね。

 続いて、もう少し地域への関わりが出てこようとしている方。

------------------------------------------------------------

・最近娘がよく歩くようになって、ますます近所との交流が深まっ
てきました。歩いていれば近所の人や年輩の方によく声を掛けられ
ますし、ものをもらったり、一緒に遊んでくれたりということもあ
ります。みなさん、親しみをもって接して下さり、それでいて危な
いことがあればきちんと注意して下さり、とてもありがたく思って
います。また、必要以上に家庭内のことを詮索し合うことがないの
もいいと思います。
 家の場合、2年後に町内会の班長(回覧板を回したり、町内会費
を集めたり、20軒くらいをまとめないといけない)が回ってくる
ことになっていて、それがちょっと気がかりではあるんですが……。
でもいい人達に囲まれているので、なんとかなるのかな?
         (ぴよぞー さん、30歳、お子さん1歳6ヶ月)

 ===>  近所づきあいが大変うまくいっているようで、もっともっ
   とこんな町内が増えるといいのになあ……と思います。
    町内会の班長さんになると、町内会の会合とかにも出るこ
   とになるのでしょうか? 実はそれが、地域と行政との接点
   であり、地域社会を知る上で非常に貴重な知識を得られる場
   なのです。よい機会だと思いますので、ぜひどん欲に吸収し
   てくださいね。町内会費を集めるのはちょっと大変かも知れ
   ませんが、ぴよぞーさんのところのような町内なら、きっと
   それほど苦労することもないと思いますよ。

 そして最後は、こんなご意見。

------------------------------------------------------------

・地域の子育てって難しいですよね。私は近所の人にも「うちの子
が悪いことをしたらどんどん叱ってください。」と言っているので
すが、よその子にそのつもりで怒ると気を悪くする方もいるので
……。
 私たちが小さい頃のように、近所の大人はみんな父であり母であ
り、子供たちはみんなの子供、という関係が、本当は望ましいんで
しょうね。核家族化や、個人主義が、悪い方向で出てしまった例と
も言えるのではないでしょうか?
          (りえママさん、31歳、お子さん4歳、2歳)

 ===>  上に述べた「緊急アピール」にも書かれていましたが、他
   人の子を叱ることが、ほんとうに難しい時代になってしまい
   ましたね。りえママさんが後半部分でおっしゃっていること、
   まったくその通りだと思います。その望ましい姿が戻ってく
   るとき、かけ声だけでない「地域での子育て」が現実のもの
   になるのではないでしょうか。そして、逆に子どもを持つ親
   も、否応なく地域社会の重要な構成員になり、行政や学校な
   どに対しても言うべきことは言う、という状況が自然に生ま
   れてくるのではないか、という気がします。

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 ◆次のテーマ・トークのテーマたち
  〜アンケート#30のお願い〜

 読者の方から、こんなテーマはいかが、というアイディアをいた
だきました。
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・先日職場の後輩と話しているとき、その子のお父さんの話題に
なったんです。
 お父さんはいかにも「昔のお父さん」で、一番風呂はお父さんが
入るのがそのうちのルールだとか。しかもお父さん用のスリッパが
3つもあって、「仕事から帰った時用」「お風呂からあがった時用」
「朝おきてから仕事に行くまで用」だそうです。間違って子供がは
いたりしたら「お父さんのスリッパを履くな〜!」と怒る。しまい
にはスリッパに「お父さん用」と自分で書いてしまったそうです。
 そこで、提案。
《「我が家の掟」というのはいかがでしょう。》
 それぞれのうちには意外な掟や、よそから見たらちょっと変わっ
た常識があったりして面白いかも。
 「パパママ子供の妙な癖」でもいいです。
 ちなみにうちの場合は、レッシーさんもご存知のとおり「裸族」
です(^^ゞ  仕事から帰ると、パンツとTシャツなので、宅急便と
か回覧版が来ると慌てます。
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 いかがでしょうか。いままで「おも〜い」テーマが続いていまし
たし、ここでちょっと一服、「かる〜い」話題で行きたいと思って
いました。まさに「渡りに船」。どうせなので、両方募集しちゃい
ましょう。
 ……というわけで、
●「我が家の掟」
●「パパママ子どもの妙な癖」(じじばばその他の親族でもOK)
 アンケートにどんどん書いて、お送りください。
 楽しいもの、マジメなもの、たくさんお待ちしています。
---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ---- * ----
 もちろん、本号のテーマ・トークの内容について、ご意見ご感想
など大歓迎です。また、新たに「こんなことを取り上げて欲しい」
ということも遠慮なくお寄せください。
 本号でもアンケートはメールの返信とホームページ上のフォーム
の両方で受け付けます。(前号ではホームページ上のフォーム更新
が遅れ、ご迷惑をおかけしました。本号では発行後すみやかに更新
します。)
 たまにはアンケートの回答で嬉しい悲鳴をあげてみたい! ので、
どうぞよろしくお願いいたします。

 ▼ホームページ上のアンケート・フォームはこちらです。
 http://www.geocities.co.jp/SweetHome/1925/mailmag/enquete.html 

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        *** これ以降は、(第二分冊)に続きます。 ***

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編集・発行人:レッシーぱぱ:石原隆行
Copyright(c)2000 レッシーぱぱ:石原隆行 All rights reserved.
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