育児パパへのメッセージ

その3−最低限の義務−

 母子家庭、父子家庭のみなさん、ごめんなさい。
 ここでは、パパ・ママともに健在な方を想定して、 パパがママに対して最低限果たすべき義務について、お話ししていきます。

 「決意表明」、「はじめの一歩」と読み進んでいただき、いかがでしょうか。 なにかあなたにとって出来ることは見つかりましたでしょうか。 もし、万が一、見つからなかったとしても、また運よく見つかったとしても、 忘れてはならないことがあります。
 それは、夫婦の誓いでもあります。
 妻が苦しいとき、悲しい時に、ストレスがたまっている時に、 夫はそっと手を差し伸べ、話を聴き、妻を支える「精神的支柱」になってあげることです。
 もちろん、仕事が忙しいのは百も承知です。
 平日は連れ合いさんに育児を全面的に任せている方も多いことでしょう。
 でも、連れ合いさんも「育児」という大切な「仕事」をしています。
 それは、これからの日本を支える人間を育てる、という、とても誇りのある「仕事」です。
 しかも、まわりに友達もいなくて、孤独の中で半ば狂乱しながら、 というのが、あなたの連れ合いさんの姿かも知れません。

 最近、週刊誌に載って話題になった「寝たきり妻」にしろ、「こどもを虐待する妻」にしろ、 いずれも、夫が妻に手を差し伸べない家庭から生まれていることは、まず間違いありません。
 前にも述べましたが、改めて、「夫婦」としての当然の義務である、 「相手を支える」ということができない男は、夫として失格です。
 夫の義務は、 家族を食べさせ、満足な生活を送ることができるよう、給料を稼ぐだけではない、ということを、 それよりも「妻を支える」ことのほうがもっと大事だということを、 もう一度確認して下さい。
 そして、「夫婦」としての最低限の義務を、あなたの側から積極的に果たすのです。
 妻の話を聴き、自分の意見も述べ、よく話し合って、 妻を苦しさ、悲しさから解放するために、そのストレスを解消するために、何ができるかを考える。
 そして、健全な夫婦、親子の関係、すなわち健全な家族相互間の関係をきちんと築き上げる。
 「家族」の幸せは、すべてそこから生み出されるのだ、ということを思い出して下さい。  それが、夫として、パパとしての、あなたの最低限の義務なのです。

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1998.08.08作成
ressii@yahoo.co.jp