「専業主婦」の夫・アンケート結果 フリーコメント分析とまとめ

 アンケート結果最後のページでは、いただいたフリー・コメントの分析と全体のまとめに、 私の偽らざる感想を添えていきます。

   フリー・コメント分析
 フリー・コメントでお答えいただく質問が2問ありました。 それらについて、多かった回答を、ここで発表します。
 まずは問題4。こんな質問でした。 [あなたが育児に参画するに当たって、あるいは参画する中で、 気をつけたこと、工夫したり努力したりしたこと、 またそれまでと変えたこと(変わったこと、ではありません)などありましたら、お聞かせください。]
 それに対して多かった答えの傾向は、箇条書きにすると以下の通りとなります。
  • 「夫婦で育児する」ことへの意識
  • 夫婦でよく話し合う
  • なるべく早く帰宅
  • 叱り方に気をつける
  • 育児だけでなく家事も分担
 これらは、いずれも育児参画する上で重要なことと言えます。 上の二つを基本として、下の三つを気遣いに加えることが、 「育児パパ」として連れ合いさんからの信頼を勝ち取る大きな力になる、 ということができるでしょう。
続いて問題5。こんな質問でした。 [あなたが育児に参画していて、 努力しても妻(母親)にはかなわないなあ、と思うことがありましたら、 どのような時なのか、お聞かせください。 ない方は、「ない」とお答えください。]
 それに対して多かった答えの傾向は、箇条書きにすると以下の通りとなります。
  • 「母親をもとめていく子」の存在。
  • 子どもへの対応方法(特に泣いたとき)。
 これらについての分析は、前のページで述べたとおりです。  妻が育児の主導権を握る「専業主婦−仕事する夫」の組み合わせでは、 避けられない傾向であります。

   いままでの分析のまとめ
 それではここで再度、主な分析結果をまとめておきましょう。
*育児は楽しい、でもストレスはたまる……
ママでもパパでもこれはいっしょ。 何らかのストレス解消策はしっかり持っておきましょう。
*「父親の育児」にバリアいまだ高し……
世間の「育児パパへの眼」はいまだ好奇にあふれたものであるようです。 いつになったらそうでなくなるのでしょうか?
*夫婦間のコミュニケーションは最重要……
「夫婦で育児」するための基本中の基本。 よく話し合って育児・家事を分担することからはじめましょう。
*書籍・新聞・雑誌で勉強−妻との関係が密に−(でも)母親にはかなわない……
育児を通した妻との関係強化に「勉強」は有効。 でも相手が「専業主婦」では、その「壁」は高い。 夫婦ともにそれを意識した上で協力し合うのがポイントです。
(困ったときの子どもへの対応は、連れ合いさんに聞いてしまいましょう。)
   私の偽らざる感想
 「大学生の卒業論文のお手伝い」として引き受けたアンケートではありますが、 私自身まず作成で楽しみ、さらに結果分析で大変勉強をさせていただいたと思っています。
 改めて、お申し出いただいた「ほび」さんと、ご回答をいただいた皆さんに、 心からの感謝とともに、厚く御礼申し上げます。
 そして、このページで、そのエッセンスを少しでも多くの育児パパ・ママに知らせることができれば、 とも思います。
 そしてもうひとつ。 アンケートの結果分析から見て、 一応私も「専業主婦の夫としてはまずまずの育児パパ」であることがわかり、 正直なところほっとしています(おいおい)。

 以上、最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。


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