工房/ページ作成の知恵:「べからず集」その3

NN only, IE onlyのページが簡単にできてしまうわけ

〜門戸を狭めたくなければ、ちょっと気を付けたいこと〜

 現在、ホームページ作成時に使われているHTML(Hyper Text Markup Language)。 この言語の仕様は、WWWコンソーシアムという独立機関で決められています。 いまはHTML4.0版が有効になっています。 さらにXML(eXtensble Markup Language)なるものも考えられつつあります。
 本来なら、ほぼ市場を寡占しているふたつのブラウザ・ソフト、 Netscape Communicator/Navigator(以下"NN") と Microsoft Internet Explorer (以下"IE")も、 このHTML 4.0に完全準拠して作られるべきです。 しかしながら、実際にはHTML 4.0にあっても、どちらからも使えないものや、 片方でしか使えないもの、見え方が違うもの、果ては独自のタグまで、 いろいろなタイプのタグが出てきてしまっています。
ましてや、Java Appletの互換性のなさや、Active X、それぞれのDynamic HTMLが登場するに至って、 ますます両者の間の溝は深まるばかりです。
 どうしてこんなことになってしまっているのか、 商品の「差別化」ということばで片づけるのは簡単なのですが、 ページを見る側、作る側にとって、ともに全く困ったものです。
 ここでは、両者の最新バージョン (1999年4月現在、ベータ・バージョンを除き、NNは4.51、IEは5.0)を比較して、 NN onlyのもの、IE onlyのものを、それぞれページを作って解説しています。 なお、これらのページは、別ウインドウを開ける設定になっていますので、ご了承ください。 このページに戻るには、開いた別のウインドウを閉じてください。
NN onlyページを開く
IE onlyページを開く
IEのこんな「くせ」に注意  さて、NNとIEとの動き方の違いの中には、さらにちょっと変わったものがあります。
 よく問い合わせを受けていたのが、タイトルの「文字化け」の問題。
 これは、NNではめったに起きないのですが、IE3.0で困ることの多いトラブルです。 「レッシーぱぱの家」が、以前玄関先のタイトルだけを英語にしていたのは、 「これなら確実に化けない」とわかっていたためです。
 これは、IE3.0が、日本語=Shift JISを基本として考えているために起きます。 しかもIE3.0では、 フォント(文字セットコード)の変更がとんでもなくわかりにくい場所にあるために、 不便さが増幅しているのです。
IE 3.0で、GeoCitiesでの標準であるEUC-JP(UNIX系の文字コードセット)をうまく表示させるためには、以下の文を、<HEAD>タグのすぐあと、<TITLE>タグの前に書きます。
<META http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=EUC-JP">
このことも、なさけないことに、ページをオープンしてから1年近くたって、 はじめて知った家主なのでした。 いまは、「レッシーぱぱの家」では、全ページに、このタグを置いています。 したがって、IE 3.0でも文字化けしていないと思います。

次にリンク先アドレスの問題です。
かつてIE4.0の初期バージョンで、index.htm(l)を省略したアドレスを書くときに、 最後に"/"(スラッシュとよびます)を忘れると、問題がありました。
アドレス補完をしてそのページに行くどころか、 よくても"Permanently Moved"やら"Temporary Moved"のメッセージ画面が出て、 再度Enterキーを押す必要がある。 ひどいときには、"Not Found"になって、目指すページに行けない。 という内容の問題でした。
しかし、パッチが出て(IE4.01+SP1)になって、この件は解決されているようです。 MSIE4をお使いの方は、この最新バージョンへのアップデートをお勧めします (MSIE 5.0も出てきました。私は使ってますが、不具合があるのでおすすめしない、という方も……)。
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1998.09.14作成 1999.04.28更新
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