いままでと今の仕事

　某外資系コンピュータ会社に1986年に就職して、はや17年。
1997年の前半までは、社内の適用業務処理システムの開発に携わり、人事・総務・購買・経理とさまざまなシステム（といっても小規模なものが多い）の開発・保守を歴任。
その後某自動車会社のシステム開発のサポート（４ヶ月間、名古屋出張！）を経て、ERP(Enterprise Resource Planning)パッケージ、平たく言うと「出来合いの統合基幹業務処理システム」のシステム開発・導入をサポートする部署で3年間。長期出張はなかったのですが、流通・サービス業のお客様では土曜日や祝日の出勤も多く、またお客様系列会社の地下会議室では、嫌煙したい私一人を後目に、ほかの出席者全員が喫煙しながら三時間……という、忘れられないエピソードも（涙）。
結局ストレスがたまりにたまって、某シンクタンクのシステム開発をしているときに「虚血性腸炎」でダウン。入院こそしなかったもののしばらく自宅療養となり、このことがきっかけでいわゆる「SE職」としてのキャリアを捨てる決心をしました。
　そんなときに、目をかけてくれていたもと上司が紹介してくれたのがいま所属している部署。具体的な仕事の内容は、それ自体がコンフィデンシャル（機密事項）であるためお話しできませんが、会社のビジネスの仕組みが非常によく見える、なかなかおもしろい部署ではあります。
会計関連スキルが必須の職場であり、会計士や税理士の資格はありませんが、大学時代の専攻でもあり、一応日商簿記１級も保持していてこれはクリア。英語はとりあえず読み書きには苦労しない、かつ一応しゃべれる（でも電話会議は苦手……）。その上、アプリケーション（適用業務）システムのことがわかる人が欲しい！　というニーズにピッタリはまったのがよかったのか悪かったのか（苦笑）。結局「SE職」ではなくなったはずなのに、やっていることはアプリケーション・オーナーとしての仕事か、あるいは自分でプログラム開発・保守か、アプリケーションシステムにはつきもののプロセスに関する調整か、はたまたシステム・オペレーター（たまにある深夜勤務の原因は実はこれ）……。
　まあ、入社以来のすべての仕事が役に立っているし、所属長にも恵まれちょっと苦手だった人間関係もそこそこ良好、といういまの環境は、かなり幸せだといえるかも知れません。ただ、「ｘｘくんの替わりはいないから、頼むから倒れないでくれ！」と言われるのだけはちょっと……（実は、社内のゆがみのため、会計知識＋システム知識があるという人だけですでに少なく、そのうえスタッフ部門に社内異動を希望する人間など、ほとんどいない）。
2003年、ようやく念願の「ヒラ社員」脱出には成功したものの、正直な気持ちは「早く第二担当者をつけてくれー！」

　　　出発・帰宅時刻と休日

　家を出るのはだいたい朝7時半ぐらいですから、比較的遅いほうかもしれません。ただし、「SE職」時代には帰宅は午前様がほとんどで、非常に不健康、かつ妻に非常に負担をかける生活を強いられていました。
しかも、上に書いたように、お客様に合わせて土曜・祝日の勤務も多く、場合によっては新システムの稼動当初などは、日曜日にもいろいろなスケジュールがはいってくる。こんな勤務状況は、とても尋常とはいえませんでした。
せっかく完全週休二日制（土曜・日曜・祝日ともに休み）の会社にはいったのに、と妻もグチっていたほど。
　しかし、現在の職場は、相変わらず夜遅いときが多く、たまには泊まりがけ勤務もあるものの、土曜・休日はほとんどフリー。子どもとの時間もそこそことれるし、少しは妻を楽させてあげることもできているかな、と思っています。
あとはオーナーをしている新しいシステムが落ち着いてくれれば、もっとよい状況になると思うのですが……。

このページは です 無料ホームページをどうぞ