工房/インターネットの知恵:電子メール活用法

電子メール・こうして有効に使おう

〜最低限のルールと公私・個人別分離法〜

  目次:
1. 「個人別」・「公私別」メールアドレス取得のすすめ 2. メールソフトの設定、ここに注意 3. メールにアドレスを書くときは…… 4. 添付ファイルの取り扱いに注意!
 
  サイトの引越し、メールマガジンの発行と購読数の増加、ページへのお客様の増加……と、 最近私が電子メールとつきあう時間は増加の一方です。 そんな中で、いくつか感じたことがあります。 このページでは、それらのことをお話ししていきます。 いずれもちょっとしたことですが、結構重要なことでもあります。

1. 「個人別」・「公私別」メールアドレス取得のすすめ

メールマガジンで「アンケート」をやっているのですが、 とにかく驚くことは、プロバイダーからもらったひとつのメール・アドレスを、 ご夫婦で共用されていると思しきケースが目立つことです。 それから同じアンケートに 「会社のメールアドレスを使っているので、なかなか思い切った発言ができない」 というご意見もいただきました。 これらの場合、私が危惧するのは、以下の点です。
  1. ご夫婦でメールアドレスを共有すると、 少なくとも電子メールの世界においては、ご夫婦それぞれの「プライバシー」がなくなってしまう。 そのことから夫婦間に大きな問題が発生しない保証はどこにもない。
  2. 会社のメール・アドレスは、 会社のネットワーク管理者や人事担当者に「業務上盗聴」されている可能性が高い。 そこから私信もやりとりしていると、そのことを理由に会社側から処分されることもあり得る。
そんなあなたがたには、ぜひこうご提案申し上げたい。
もうひとつメールアドレスを取得して、「個人」・「公私」別に使い分けましょう!
メールアドレスの追加については、
  1. プロバイダーから追加メールアドレスをもらう(もらえないところもある)。 たいていは別料金だか、なかには数を限定して無料で、というところもある。
  2. プロバイダーで「ファミリー会員料金」などが設定されている場合、 「ファミリー会員」として追加投資することも検討する。 これなら、メールアドレスは必ずついてくる。
  3. 以上がダメなら、プロバイダー以外のメールアドレス提供サイトに行き、無料メール・アドレスをもらう。
の三つの方法があります。
前二者が使えれば申し分ないのですが、最後の選択肢になってしまう場合には、以下を読みましょう。
無料メールアドレス (転送メール・アドレスではここで提案する「使い分け」には役立たないので、注意してくださいね!) には、大きく分けて2種類あります。
ひとつめは、POPメール・アドレス。 すなわち、あなたの好きなメール・ソフトで、メールの送受信ができるものです。 代表的なものには、プロバイダーのアドレスがあれば基本的に無料でメールアドレスがもらえる Yabumi.comや、 規定にあったホームページの作成と3ヶ月以内ごとの頻度での更新を行えば ホームページ・スペースともども電子メール・アドレスがもらえるここ ジオシティーズ(日本)などがあります。
ふたつめは、Webメーラーと呼ばれるものです。 これは、Webブラウザさえあれば、メールの送受信ができるものです。 メールの送信は少し不便なのと、受信したメールを自分のPCに保存するのが少し面倒ですが、 無料でメール・アドレスを取得することができます。 代表的なものには、 検索/ポータル・サイト系のMy Yahoo! の中にあるYahoo! MailGoo! の中にあるフリー・メールExcite Japanの中にあるExcite Mail(Lycos)MailCityMSN Hotmailや、 独立系のRobotMail (V2)ProntoMail、などがあります。 ほかにも同様のサービスを行っているところがあるので、検索サイトなどで探してみましょう。

2. メールソフトの設定、ここに注意

メールソフトも、通常の製品、シェアウェア、フリーウェア、あるいはブラウザとともに導入されるものなど、 いろいろ出ていますが、いくつか設定に問題があるものをピックアップして書き出したいと思います。 もし、ご覧のあなたがご存知の問題設定などありましたら、 私あてメールでお知らせいただければ幸いです (いたずらはバレますよ)。
まず有名なのは、Microsoft Internet Explorer 4/5を「標準」または「完全」インストールするとついてくる 「Outlook Express」 についてです。 このメールソフトをそのまま使われる方は、設定を必ず変更 してください。
なお、「Microsoft Office」についてくる「Outlook」でも同様のことが起きる、という噂を耳にします。 近頃は、この「Outlook」を媒介にして増殖する「悪者」も出てきていますので、 このあとの4.で述べることをきちんと守りましょう。
このメールソフトは、設定を導入時のままにしておくと、 普通のテキストのみのメールも、「HTMLメール」と呼ばれる形式にして送ってしまうようになっています。 必ずWindows版の方は「ツール」→「オプション」、Macintosh版の方は「編集→初期設定」の中で 「メール送信の形式」項目を探し、その設定を「テキスト形式」に変更しておきましょう。 次に、Netscape Communicator4.5以降に標準添付されている「Netscape Messenger」 についてです。 会社のFirewall(Socksサーバー)をきちんと通過してくれるメールソフトなので、 会社環境から使用している私にとっては、非常にありがたいものです。 しかし、一方で、このメールソフトのバグにより痛い思いをしていますので、 なおるまでここに掲示しておきます。
このメーラーの「編集→設定」内の「メールとグループ」→「コピーとフォルダ」で、 「メール メッセージを送信するとき」の枠内 に、 「フォルダにコピーを作成」のチェックボックスがあります。 しかし、この機能は働いていないので、チェックしない ことです。
以前、このチェックボックスをONにしたまま、 大量のサイト引越し通知メールを「Unsent Messages」から送ろうとしたことがあります。 しかし、うまく送れず、同じ人に何通ものメールを送ってしまった苦い経験があります。 私は、その下の「bcc:(自分のメールアドレス)」のみをチェックするようにしています (もちろん同報メール送信時には、これもオフにする必要がありますが)。 それから、ついでですが、 「メールとグループ」の「書式」で、「メッセージの形式」に、 「メッセージ作成にHTMLエディタを使用する」というオプションがあります。 これも導入時に選択状態になっていますので、 通常は「メッセージ作成にテキスト・エディタを使用する」のほうに変えておきましょう。

3. メールにアドレスを書くときは……

最近のメール・ソフトでは、「ホームページ・アドレス(URL)」や、「メール・アドレス」に、 「ハイパーリンク」 (クリックするとブラウザが開いてホームページが見られたり、送信メール作成画面が開いたりする) がつくものが増えています。 これをうまく使わない手はないのですが、実はうまく使えていないというか、 うまくハイパーリンクがつかない例が非常に多く存在します。
相手のメーラーに「ハイパーリンク」をうまく表示させるためには、次のようなテクニックを使いましょう。
  1. 前後に文字がある場合、URLの前後に必ずスペースを空ける。後ろの改行はOKです。
    (注意:全角のスペースは「文字」扱いなので、必ず半角スペースにしましょう。)
    例えば、以下のような書き方だと、ハイパーリンクが正しく設置されません。
    • 前後にスペースなし: 私のページはhttp://www.geocities.co.jp/SweetHome/1925/です。
    • 後ろにスペースなし: 私のページは http://www.geocities.co.jp/SweetHome/1925/です。
    • 前にスペースなし: 私のページはhttp://www.geocities.co.jp/SweetHome/1925/ です。
    こうすると、ハイパーリンクが正しく設置され、受け取った相手が便利です。
    • 前後にスペースつき: 私のページは http://www.geocities.co.jp/SweetHome/1925/ です。
  2. メールアドレスの前には、"mailto:"の文字を入れ、URL同様、前後に必ずスペースを空ける。 後ろの改行はOKです。
    (注意:全角のスペースは「文字」扱いなので、必ず半角スペースにしましょう。)
    例えば、以下のような書き方だと、ハイパーリンクが正しく設置されません。
    • "mailto:"を前においていない: メールはこちらまで→ ressii@yahoo.co.jp です。
    • 前後にスペースなし: メールはこちらまで→mailto:ressii@yahoo.co.jpです。
    • 後ろにスペースなし: メールはこちらまで→ mailto:ressii@yahoo.co.jpです。
    • 前にスペースなし: メールはこちらまで→mailto:ressii@yahoo.co.jp です。
    こうすると、ハイパーリンクが正しく設置され、受け取った相手が便利です。
    • 前後にスペースつき: メールはこちらまで→ mailto:ressii@yahoo.co.jp です。

4. 添付ファイルの取り扱いに注意!

さて、もうひとつ電子メールで注意しなければならないのが、添付ファイルの取り扱いです。 基本的には、身に覚えのない.exeファイルは実行しないことです。
1999年になってから、メールの添付ファイルの形式で蔓延しているワーム (「害虫」とでもいいましょうか、狭義のウイルスではないがそのような働きをするものです) がいくつか発生して、ネットワークを大きな混乱に陥れています。 これらは、あなたが身に覚えのない添付ファイルを開かず、削除することで、 あなたのPCのファイルが消されずに済み、ネットワークに拡がることも止められます。
これらのことを参考に(特に4.はよく守って)、楽しい電子メール生活を送りましょう!

 
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1999.07.27作成 1999.10.01更新
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